2021年は、創業15周年、7億円の資金調達、社員が1年で2倍（35→70名）に増え、オフィス移転等もあり、節目の年でした。2020年から続くコロナの影響で、オンラインが日常化したこともあり、我々の主戦場である動画領域は、当初の予想より市場ニーズが加速してやってきたと感じています。我々は、この動画業界をテクノロジーとクリエイティブで支えていきたいと思っています。

YouTube、TikTokなどの動画プラットフォームが台頭したことで、人々が動画をみて楽しむ場がデジタルに大きくシフトしました。YouTubeのプラットフォームだけでも、日本国内において1年間に900万本以上の動画が投稿（注1）されています。今後もデジタル領域の動画は増え続けるでしょう。ただ、1日は24時間しかなく有限であり、我々が動画を視聴する時間には限りがあります。これからはデジタル領域においても、動画のクオリティが一層求められる時代に突入します。

初期の頃のYouTube動画は、制作予算の都合もあり、1人の優れたクリエイターのセンスと才能で制作するのが一般的でした。これからは、複数のメンバーでチームを構成し、データに基づき企画を考え、制作する体制にシフトしていくと予想しています。これは、現在のテレビの番組制作の現場に近いですね。デジタルの制作現場も同様の体制にシフトしていくと考えています。

このような世の中のトレンドを見据え、我々は映像業務に関する全てのサービスをオールインワンで提供するプラットフォームを創造し、クライアントとクリエイターが直接つながる、なめらかな世界を実現します。

どれだけテクノロジーが進化しても、人々を惹きつける映像は、人の手でしか作り出すことができません。我々はテクノロジーでクリエイターのクリエイティビティを解放できるサービスを作ることで、社会に貢献いたします。そして、この考えに賛同してくれる仲間と共に、未来を作ってまいります。

注1）kamui tracker調べ